横浜美術館、篠山紀信展に行ってきました。
2017.1.21
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横浜美術館へ!
横浜セントラルホステルのスタッフ、Naoyaです。
「出身は神奈川です」と言ったことが一度もない、生粋の横浜市民です。
当ホステル最寄りのJR関内駅から一駅先にある、桜木町駅。
ランドマークタワー、クイーンズモール、コスモクロック(大観覧車)など、みなとみらいの象徴たちがそびえ立つのがよく見えます。数多くの企業の事務所があり、また商業施設、映画館、遊園地、公園、港など、遊べる場所が目白押し。
観光地として大人気…ながらも、騒がしくなくて居心地がいい。
地元民にとっても素直に魅力的なまちです。
さて今回はお昼休みをもらい、ランドマークタワーの先にある、横浜美術館に行ってきました。
桜木町駅から横浜美術館へ至る道ではランドマークタワーの中を通って行きます。
ポケモンセンター、ジャンプショップ、どんぐり共和国などもあります。
私のお気に入りはなんの変哲もない、チェーンの大型書店、「くまざわ書店」です。
トリックアートの展示も。
毎日のように通っていたはずなのに、こんなものあったっけな、と思って受付のお姉さんに聞くと、昨年2016年の9月から営業開始とのこと。英語、中国語での案内もあるそうです。
さらに歩いてオブジェのある広場を抜けます。
このもじゃもじゃはモクモクワクワクヨコハマヨーヨー、といいます。
子供の頃は、いつかジェットコースターとして開業するのだと思っていました。
左手に見えてくるのが今回目指す横浜美術館。
丹下健三事務所が設計し、1989年に開館。
すっきりとした作りです。
目の前には、ゆとりのある広場と、2013年オープンしたばかりの大型ショッピングモール、MARK IS(マーク・イズ) みなとみらい。
現在開催中の展覧会は、「篠山紀信展 写真力」(公式情報はこちら)。
篠山紀信とは…。
といって、滔々と解説できるほど詳しくはない。主に70 年代からアイドル、俳優、役者、一般の人々など数多の写真を撮り続けてきた方です。
ただ全然詳しくない私でも、あぁ、この写真も篠山紀信だったかと思うことが多いです。
日本人の生活に無意識のうちに彼の作品が浸透していることが感ぜられます。
その篠山紀信の作品を、迫力いっぱいのサイズで楽しめる本展覧会。
本人のコメントでは、こうあります。(公式サイトより抜粋)
鑑賞ではなく体感!
「体感」とは言いえて妙。
三島由紀夫の肉体を写した写真に大きな空間の中で見下ろされると、「人の姿」の力に威圧感を受けます。
そうそう、男女問わずヌードの展示室で立ち止まる人が妙に多かったのは愉快でした。でも実際、ああ、美しいな、と素直に感じ入る作品群です。大相撲の力士が勢ぞろいした写真などは、やはり特大の写真ならではの迫力があります。細かいところまで「ウォーリーを探せ」のようによく見える。あと、宮沢りえのヌードも特大です。
展示点数も多すぎず、(だいたい疲れて気力がなくなるので、多ければいいってもんでもない)気持ちよく企画展を出る。
コレクション展も同じくらいいい
横浜美術館は、企画展のほかに「コレクション展」を提示しています。横浜美術館が所蔵している作品を展示するのですが、いつ行ってもほぼ同じ「常設展」とは違い、企画展に併せて毎回テーマが変わるのでそれもまた見どころです。
企画展のチケット(一般 1,500円、大学生・高校生 900円、中学生 600円、小学生以下無料)を持っていれば合わせて無料で観覧できます。コレクション展のみの観覧ならば500円です。
今回のテーマは企画展に合わせた「写真」。
大量の写真のみを一挙に公開しています。
企画展よりも量があります。
日本における写真発祥の地ヨコハマならでは。なかなか思い切った展示です。これとまた別個で写真展示室もあるので、もはや2月末まで写真しか飾っていません。
誰でも無料で入れる美術情報センターが、実はいい
横浜美術館には、美術情報センターという施設も併設されています。外から無料で入ることもできるし、展示を見る流れで入ることもできます。
係の方がこちらを胡散臭そうに見ていたので写真は撮っていませんが、現在篠山紀信の写真を扱った数多くの雑誌を手に取りやすく並べてあり、他にも美術関連の図書が充実しています。
展示よりもこちらがいいんじゃないかと思ってしまうほど面白いです。
3時間ほどかけてすべてをじっくり見て、美術館を出るとあたりはもう暗くなっていました。
こうして今日も帰路につきます。なんでもない平日の桜木町は、とても静かです。
※
横浜周辺や鎌倉方面には、見応えのある美術館、博物館がたくさんあります。(こちらを参照)
美術に興味のある学生の方など、横浜セントラルホステルで安く泊まって、美術館めぐりに資金を回すというのも一手。学生の方以外にも、社会人、日本一周をされている方、外国のお客様など、いろいろな方がいらっしゃいますので、きっと楽しい滞在になると思いますよ。
もちろん、ひとりで過ごしたい時にも、各ベッドには遮光カーテンと明るいベッドランプがついているので、じっくり本を読んだり、旅を振り返ったりして過ごすのにも快適です。
ご予約は直接お電話、またはこちらから。長期宿泊による割引のご相談も承ります。
地元民の私もだいたいホステルにおりますので、おいしいラーメン屋もお教えします。
横浜へお越しの際は、ゲストハウス横浜セントラルホステルへ!
それと、すてきな横浜美術館へ!